財産目録のための調査

遺産分割協議をスムーズに進めるうえで財産目録はとても有効になりますが、作成にあたって調査を行わなければなりません。
これは相続する人が誰なのか、財産はどこにどれくらいあるのかを確認するためで、これが分からなければ遺産分割協議ができないからです。
調査には戸籍調査と遺産調査の2種類あって、これをもとに財産目録の作成と法定相続人を決めます。
それでは戸籍調査と遺産調査はそれぞれどのような目的で行い、どのような方法で進めればいいのでしょうか?

まず戸籍調査は簡単で、市町村役場へ行って戸籍を集め調べれば分かりますから、自分だけでも十分にできるでしょう。
ただ被相続人が再婚していたり、認知している子供がいる場合は相続人の数が増える可能性が高いので、そういったことも調べておかなければなりません。
戸籍調査の目的は相続人を明らかにすることなので、漏れがあると遺産相続が振り出しに戻ってしまいます。
正確にやらなければいけませんし、疎遠になっている人がいる場合は連絡を取ってから判断しましょう。

次に遺産調査ですが、これは自分でできる場合と専門家に依頼したほうがいい場合があります。
自分でできる場合というのはすでに財産の全容が明らかになっていて、調べやすくなっているときです。
こうなっていると財産目録の作成も簡単ですし、専門家に依頼する必要もないでしょう。
しかし被相続人が遺産相続について意思を示す前に亡くなることもあり、そういった場合財産が全部でどれだけあるのか分かりませんので専門家に依頼する必要があります。
また、全容が明らかになっていると分かっていても実はほかに遺産があったというケースも考えられますので、確実に進めて行くならやはり専門家に調査してもらうことをおすすめします。

財産について分かったら財産目録を作成し、遺産分割協議のときにそれをもとにして遺産を分配していきましょう。
トラブルなくスムーズに進めるためにも準備はしっかりやってください。