財産目録を作る目的

遺産相続は誰にでも可能性があることですが、いざその場面になってからでないと真剣に考えることがないというケースも多いです。
それ故にトラブルへ発展してしまうことも多々ありますし、家族間や親族間で仲が良かったのに遺産相続がきっかけで疎遠になったという話もたくさん聞きます。

それだけ遺産相続は大きな問題なのですが、その原因のひとつに遺産相続に対する知識不足があげられます。
本来遺産相続はルールがきちんと決められており、それに沿って進めていけばトラブルになるようなこともありませんし、スムーズに進められることなのです。

知らないがために起こってしまうトラブルは無用なトラブルですから、遺産相続を控えている人はまずちゃんとした知識を身に付けることからスタートしなければなりません。
たとえば遺産相続の対象となるのは被相続人の配偶者がもっとも優先順位が高く、次いで子供、父母祖父母、兄弟姉妹という順番になっていきますし、相続できる割合も組み合わせによって異なります。

また、相続する財産の総額によっては相続税が発生する可能性もあるのでそれについても覚えておく必要があるでしょう。
そして相続の対象となる財産についてはもっとも頭を悩ませるところで、ここでつまづかないためにも財産目録を作っておくと便利です。

財産目録って何?と思っている人もいるかもしれませんが、財産目録とは文字通り財産の一覧を示したもので、種類や評価などが詳しく記載されていますから作成しておくと遺産分割協議をするときに非常に便利です。
遺産相続の対象となる財産は預貯金、貸付金、売掛金といった金銭関連や農地・山林・借地権・借家権・抵当権・地上権などの不動産関連・自動車・バイク・電化製品・家具・骨董品・美術品・貴金属などの動産や株券・国債・社債・小切手・手形などの有価証券、電話加入権があります。

さらに被相続人が保険者で受取人になっている生命保険や著作権、特許権、商標権、意匠権、著作権、ゴルフ会員権なども相続の対象になりますのでそのバリエーションは実に豊富です。
財産目録を作成するときには被相続人が生前に財産をすべて明らかにしてひとつひとつ調べていき、印鑑を押して保存しておくのが一番いいかもしれません。

ただし不動産や株式のように評価額が変動するものもありますから、あらかじめ作っておく場合は評価額を再度調べる必要がありますので、財産目録を参考にしつつそれぞれの財産をチェックしてください。