不動産売却の流れ

不動産は遺産相続をするときに対象になりやすい財産のひとつで、相続したのちに売却を考える人も少なくありません。
なぜなら持っていても維持していくのが難しい場合が多いですし、持っているだけで固定資産税が発生してしまいますので、使わないのに税金だけ納めるのはデメリットしかないからです。

それでは相続した不動産を売却するときにはどのような流れになるのでしょうか?
まず相続を完結させるところからスタートしますが、これは最初に相続人と財産を確定させなければいけませんので相続調査と戸籍調査を行ってください。

不動産の場合は評価をしなければなりませんから、自分だけですることは難しいので不動産関係者に依頼して評価をしてもらいましょう。
相続の対象となる不動産にはマンションやアパート、オフィスなどの建物や宅地、農地、山林といった土地関係、借地権などの権利関係がありますので、それぞれ評価方法に当てはめて最終的な金額を出しましょう。

不動産の評価が終わり、相続人も確定したら遺産分割協議において誰がどの財産を相続するのか決めます。
遺産分割協議はすべての相続人が揃っていなければいけませんので、必ず相続人すべてが揃っているか確認してから開始してください。

ただ必ずしも同じ場所に全員集まっている必要はありませんから、遠方に住んでいる相続人がいる場合は内容を電話やメール、LINEなどを使って伝えて逐一情報交換できる環境を整えておきましょう。
遺産分割協議を無事終わったら各相続人が相続登記をしていき、相続税がかかる場合は税務署へ相続税申告書を提出します。

不動産登記の際に必要になる書類は被相続人の生まれてから亡くなるまでのすべての戸籍謄本、被相続人の住民票の除票、相続人すべての印鑑証明書、相続人すべての住民票、不動産の固定資産評価証明書、不動産の全部事項証明書、遺産分割協議書です。
これらを持参して法務局で登記手続きをすれば名義変更は完了となります。

相続税の計算は相続した財産の合計から基礎控除額あるいは配偶者控除額を引いた金額が対象となり、そこから金額に応じて税率を当てはめて計算します。
晴れて相続が完了したら売却は進めていくことになりますが、不動産の売却は不動産会社に直接買い取ってもらう場合もあれば個人に買い取ってもらう場合もあります。

この点は個人の自由ですが、あまり知識がない場合はいくつかの不動産会社をまわって見積もりを出してもらい決めるといいでしょう。