相続する不動産の評価


財産目録を作る目的は遺産の一覧表を作ることで今対象になっている財産をわかりやすくすることのほか、遺産の総額を計算するためでもあります。
相続税を計算するためには、故人が残した資産や負債が総額でいくらあるのか、それを確かめないといけません。
このときに遺産の一覧表を作り、各遺産の評価額もあわせて記載していくと、遺産の総額がわかりやすくなり、相続税の計算もやりやすくなります。
このときに気になるのが、不動産の評価でしょう。

預金なら通帳の残高を見ることでいくら残っているのか、一般人でもすぐにわかります。
自宅に残っている現金も同じで、自分で数えればいくらあるのか集計可能ですが、不動産はそうはいきません。
仮に土地や建物などあったとして、それは現金価格でいくらあることになるのでしょうか?

これは不動産を現金価格に直す方法が決まっていますので、それに沿って評価を行うのです。
まず土地の場合は路線価か、もしくは所定の倍率によって評価します。
基本となるのは路線価です。
まずは故人が持っていたその土地に路線価が決まっているかを調べてください。
これは現在インターネットで調べられます。

路線価とは道に値段がついているようなもので、その道に面している土地は、その道の値段×面積で評価を行います。
この計算のため、故人のその土地が何平方メートルの土地なのかもあわせて調べておきましょう。

路線価は市街地で主に決まっているもので、郊外になると決まっていないことも多いです。
このときの対応は、所定の倍率を固定資産税評価額にかけるという方法になります。
所定の倍率は路線価と同じ方法で調べられますから、インターネットで検索するのがスムーズです。

このような方法で土地の評価額を調べられますが、建物はどうでしょうか?
こちらは簡単で、固定資産税評価額がそのまま相続時の評価額になります。
先ほどからしばしば登場している固定資産税評価額は、市町村から送られてくる書類に書いてありますので、この書類を見つけられればすぐにわかります。
故人の遺品整理をするとき、この書類がどこかにないか、慎重に探してみてください。

このように不動産の評価は方法が決まっていますので、それにしたがって評価してください。
故人が持っていたすべての不動産をリストアップでき、その評価額も記載できると、遺産相続の手続きや税金の計算が非常にスムーズになります。
もし不動産の評価で悩むことがあれば、不動産関係の相続に強い税理士などに相談するといいでしょう。