不動産を相続して売却したい

相続財産に不動産がある場合、その不動産を取得して所有し続けることもできますが、売却してもOKです。
不動産よりも現金が欲しかったものの、不動産しか取得できる遺産がなかったときは、このような方法も考えてみるといいでしょう。

相続した不動産を売却したいときは、まず遺産相続を終わらせます。
相続人が自分一人でない場合、ほかの相続人と話し合って、誰が何を相続するのかを決めるのです。
この話し合いにより、自分が不動産を相続できることに決まり、なおかつその決定が遺産分割協議書にまとめられれば、遺産相続もほぼ終了です。

このあと、相続した不動産を完全に自分のものとするため、登記変更を行ってください。
登記とは世間一般に公開されている記録帳のようなもので、不動産の持ち主情報などはすべてこちらに記録されています。
新しく不動産を取得したときや、誰かに譲られたとき、相続で取得したときなど、自分がその不動産の新しい持ち主になったときは、こちらにその記録をするのです。

相続で取得した場合、その不動産の持ち主は故人の名前になっているままですから、これを変更して自分の名前にします。
これでその不動産が正式に自分のものとなり、売却も自由にできるようになるのです。
ちなみにこの登記をしなくても、その不動産に住むといったことは可能ですが、売却はできません。
相続した不動産を売却したいときは、相続直後にすぐ登記変更を行っておきましょう。

ここまで終われば、あとは自分の意思で好きなときに売却できます。
売却方法ですが、個人的にその不動産の買い手を見つけられれば、個人的に売買することも不可能ではありません。
ただし、実際には買い手を見つけられなかったり、売買の手続きを自分でやるのが難しかったりするため、不動産業者を仲介業者として利用し、売りに出すのが一般的です。
あとは買い手が見つかり、取引が成立すれば、相続したその不動産を売却できます。

このとき、不動産を売却して得たお金には譲渡所得税という税金がかかります。
これがあるため、全額が自分の手取り収入になるわけではありません。
もしその不動産の取得時に相続税がかかっている場合、相続から3年以内に売却するのがおすすめです。

その期間内に売却すれば、その不動産の相続でかかった相続税も、その不動産の取得にかかった費用に含められるため、譲渡所得税が軽くなるのです。
相続した不動産を売却したい場合、このようなことに注意すると、うまく節税しつつ売却できるでしょう。